
マイクまで揺れるんです。
どうにかなりませんか!?

人前で話す司会やMCの仕事をして20年目。緊張を感じさせない話し方の1つとして今も愛用し続けているテクニックがあります。それが、「あごマイク」と「アイドル持ち」。
緊張すると手が震えマイクまで揺れてしまう人には、オススメのテクニックです。
人前でマイクを持つ機会はそうそうないかもしれませんが、知っておくといざというとき必ず役に立ちますよ♪
震えが見えると集中できない
まず、マイクを持つ手が震えているとどう見えるのでしょうか。
震えているAさん&震えていないBさんをイラスト化してみました。
※イラストのクオリティはご愛嬌で(笑)

震えていないAさんは堂々とした印象
ですが震えているBさんはどうでしょう?
「緊張してるな~」
「慣れてないのかな?」
「めっちゃマイク震えとるやん!」
このように、マイクまで震えてしまうと緊張感まるだしに見える上に、聞く側の人たちは震えるマイクが気になって気になって、話しを聞くことに集中できなくなるんです。
つまり、こちらがいくら頑張って一生懸命話しても、マイクにばかり注目されて話しの内容に集中してもらえないってことです。
…悲しいですよね。
話しを聞くことに集中してもらうためにも、マイクは震えないように持ちたいですね。

震えなければ自分も落ち着く
「そうそう!分かるぅぅぅ!」と感じる人も多いと思います。
自分が震えていることに気がつくと焦ってきませんか!?
震えてるっ!あっアタシ震えてるよっ!って感じ★
このように、震えをほおっておくのは良くないです。
余計に焦ってきますし、ムダに自分を追い込みます。
結果、パフォーマンスが低下するという負のループに陥ります。
震えをほおっておくのはやめましょう。
できる限り自分が落ち着くよう、環境を整えてあげることが大切です。
そこで紹介したいのが
「あごマイク」&「アイドル持ち」!
この方法でマイクを持つと、もれなく手の震えも止まりやすくなります。
これからやり方を紹介するので、一緒にその場でやってみてください。
…といっても
「マイクなんて持ってないよ!」
て人も多いと思います。
その場合は、マジックとかボールペンをマイクに見立ててやってみてください。できればマイクに近い太さがある方が良いです。何本か重ねて持つと近づくかな?身の回りにある物で試してみてください。

持ち方その① あごマイク
ハイパーミラクル超絶簡単!
あごにマイクをつけるだけ!
あごの下の骨と、下唇の間にマイクをつけます。
たったこれだけで完成です。

私がMCになりたての頃、緊張して手の震えが酷すぎて200人の観客の前でマイクを落としたことがあります。
すっごく恥ずかしかったし、すっごく落ち込みました。
これを読んでくれている皆さんには、そんな思いしてほしくない!
マイクを落とした原因は、重さを支えきれなかったことだと思います。緊張して震えていると手に力が入りにくくなって、マイクを支えきれなかったんじゃないかな…。
マイクってけっこう重たいですからね。
だから私は、手だけで支えるんじゃなくてあごでも支えることにしたんです。※あごマイクの開発秘話(笑)

マイクの下:手で支える
マイクの上:あごで支える
こうして両サイドから支えれば、例え手が震えていてもマイクを安定させることができます。
※女性の皆さんは、マイクに口紅がつかないよう気をつけてください♪
持ち方その② アイドル持ち
上記で紹介した「あごマイク」と併用してオススメしたいのが、この「アイドル持ち」です。アイドルのように両手でマイクを持つというシンプルな方法ですが、片手で持つよりさらにマイクを安定させることができます。

↑この写真は、私が「あごマイク」+「アイドル持ち」の合わせ技で人前で話している様子です。
緊張度合いが高いうち:合わせ技
場に慣れたてきたら:あごマイク
緊張がやわらいできたら:自然体で
という感じでマイクも持ち方を変化させています。
手の震えを止めるよりマイクを止めよう!
正直いって、緊張からくる手の震え自体を止めるのはものすごく難しいです。
・交感神経と副交感神経を理解する
・呼吸法をマスターする
・本番で緊張したときに実践する
これらができれば止まりますが、私は何度も失敗しました。
ただでさえ緊張しているシーンで成功率が低い対策を試しても、さらに緊張を高めてしまいます。もっと簡単なテクニックから試してみませんか?
「あごマイク」と「アイドル持ち」。
手の震え自体を止めるのではなく、マイクを止める方法です。
ぜひ、やってみてください。
注意点はYouTubeでチェック
「あごマイク」をするときの注意点があります。
あごの真下にマイクを持っていかないこと!
あごでマイクが塞がってしまう上、マイクの構造上の理由で声が入りにくくなります。
マイクの構造については動画の方が分かりやすいと思います。
実際にマイクを分解して解説しているので動画をご覧ください。
※このURLをクリックするとマイクの構造解説部分から再生されます。
まとめ
手の震えを止めるのは超超超ぉぉぉ難しいので
まずはマイクを止める方法から試しましょう。
・あごでも支える「あごマイク」
・両手で支える「アイドル持ち」
・できたら注意点も意識する(詳細は動画にて)
・マジックやボールペンでやってみる
緊張はチャレンジの証拠!
一緒にチャレンジしていきましょう!